電子情報通信学会 ヒューマンコミュニケーショングループ 食メディア研究会
 Multimedia on Cooking and Eating Activities, Human Communication Group, IEICE

食メディア研究会

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食メディア研究会 のバックアップソース(No.31)

* 食メディア研究会の趣旨 [#l85196cc]

「食」は人間の基本的な生活行動の一つであり,単なる生命活動としてだけではなく,健康,教育,文化,娯楽,コミュニケーションなど,多方面において我々の日常生活を彩り,深く関係している.しかし高齢化・核家族化・生活スタイルの変化から,食を通したコミュニケーション,食文化・調理技術の習得・伝達・継承,食事による健康管理,などは徐々に少なく難しくなりつつある.種々の情報機器が一般家庭や日常生活に浸透し,情報処理技術が躍進している昨今では,これらの問題を情報工学的立場から解決・支援する取り組みが随所で見られるようになってきた.

このような背景から,食メディア研究会(前身:料理メディア研究会)では,食文化や健康医学の研究者,料理に関わる企業・行政からも講演者を招き,専門委員による工学的な視点だけでなく幅広い観点から「食」について勉学と議論を重ねることで,情報メディア技術を用いた食生活の支援・改善を目指している.


* What's new [#ec1a6c9e]
** [[HCGシンポジウム2013>http://2013.hcg-symposium.org/]] 食メディア特別講演と企画セッションのお知らせ [#n200af37]
食メディア研究会は[[HCGシンポジウム2013>http://2013.hcg-symposium.org/]]にて特別講演と企画せションを開催しています。ゲストには「だし」の研究で有名な京都大学大学院農学研究科の伏木亨先生をお招きし、ご講演いただいたあと、パネル討論を行います。ぜひとも奮ってご参加ください!
- HCGシンポジウム招待講演 1
--日時:12 月 19 日(木)12:25 〜 13:35 @会場 A(大会議室)
--講演者:伏木 亨 氏(京都大学大学院農学研究科)
--タイトル:おいしさの構造と客観的評価
--概要
 おいしさは、食べ物と人間の関係の中にだけ存在するバーチャルで脆弱な感覚である。おいしさに関わる要因は無数
にあるが、人間は食物を口に入れた後すぐにおいしさを判断できる。膨大な事項が関与しているとは考えにくい。数個
の項目がポジティブな判断に関与していると思われる。そこで、おいしさの主な要素を整理した。
 本発表では、まず、おいしさの4つの要素についてそれぞれを解説する。さらに、このおいしさの構造の仮説を検証
する目的で統計学的な考察を加える。この仮説をおいしさの評価に応用する目的で、要素をできる限り簡略化したモデ
ルを考えた。生存のための生理、快楽を求める食、人間固有の食文化、情報の4つにおいしさを分類した。回帰分析を
用いた客観的評価についても触れてみたい。

-CEA 研究会(食メディア第二種研究会)企画
-- 日時:12 月 19 日(木)13:50〜14:50 @会場 A(大会議室)
-- タイトル:おいしさの創り方 〜共食・錯覚・電気味覚を使って!?〜
-- 概要
 本企画では招待講演 1「おいしさの構造と客観的評価」のご講演を受けて、伏木亨先生と、食メディア分野で活躍す
る 3 名の研究者によるパネル討論を開催する。メディア情報学分野での試みは伏木先生にどう映るのか?はたして情報
メディアで「おいしさ」は創れるのか?議論の行方にご注目いただきたい。会場からの積極的な参加も歓迎いたします。
--パネリスト:
---伏木 亨(京大)
---武川直樹(東京電機大):複数人で食事をする『共食』におけるコミュニケーションの様態を研究。
---鳴海拓志(東大):VR 技術を用いた食の錯覚を研究。
---中村裕美(明大):電気的刺激により味覚を感じさせる『電気味覚』を飲食物に付加する装置を研究。


**研究会開催予定一覧 [#k525ab74]

|年度|開催日|開催地|備考|発表申込方法|申込締切|詳細リンク|
|25|2013/12/18〜20|松山市総合コミュニティセンター| [[HCGシンポジウム2013>http://2013.hcg-symposium.org/]]|[[こちら>http://2013.hcg-symposium.org/fa-biao-shen-ru]]|2013/9/10|[[こちら>http://2013.hcg-symposium.org/home]]|
|25|2014/3/6-7|別府国際コンベンションセンタ|MVE研究会と共催|[[こちら>https://www.ieice.org/ken/form/index.php?tgs_regid=41572557a02180c702e10a6d56be2713afa8c5d8f7980afb62191d72b6866014&tgid=IEICE-MVE&lang=]]|2014/1/13|[[こちら>http://www.ieice.org/ken/program/index.php?tgid=MVE&lang=jpn.html]]|

** CEA2013 Best Paper Award 決定! [#x8f90721]
2013年10月21日にバルセロナで行われましたCEA2013において、Best Paper Awardが下記の発表に贈られました(食メディア研究会は賞の選定に協力しています)。

&size(20){[[Hiromi Nakamura, Homei Miyashita>http://dl.acm.org/citation.cfm?id=2506026]]};~
&size(20){[["Controlling Saltiness without Salt: Evaluation of Taste Change by Applying and Releasing Cathodal Current," >http://dl.acm.org/citation.cfm?id=2506026]]};~
&size(20){[[Proceedings of the 5th international workshop on Multimedia for cooking & eating activities Pages 9-14, 2013.>http://dl.acm.org/citation.cfm?id=2506026]]};~

* 問い合わせ [#ief30433]
食メディア研究会への問い合わせは[[こちら>sigcea-contact@ccm.media.kyoto-u.ac.jp]]まで